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十三夜の読み方は?満月?2018年はいつ?意味や由来も調べてみました

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十三夜のイメージ図

お月見といえば十五夜ですが、古来から日本にも十三夜にもお月見をしてきました。本日は、この十三夜の意味や由来、読み方や2018年の十三夜はいつか、十三夜は満月なのかについて調べてみました。

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十三夜の読み方は?意味や由来

十三夜の読み方は、「じゅうさんや」と読みます。十六夜は「いざよい」と読みますが、十三夜の場合はそのまま素直に読めばOKです。

十三夜とは、毎月十三日の夜のことを指す言葉ですが、特に「十三夜」と言われるときは、十五夜(旧暦8月15日)のあとに巡ってくる十三夜、すなわち旧暦9月13日の夜のことを言います。

十五夜は、これからの収穫を月の神様にお祈りする日であるのに対し、十三夜は月の神様に収穫を感謝する日です。十五夜は中国から伝来した風習ですが、十三夜は宇多天皇、醍醐天皇の頃に観月として開催されたもので日本独自の風習です。

十五夜の月は中秋の名月とも言われますが、十三夜の月は、十五夜の後に巡ってくることから「後の月」(のちのつき)「後の名月」(のちのめいげつ)と言われます。また、十三夜のお供え物には栗や大豆・枝豆をお供えすることから、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。

2018年の十三夜はいつ?

2018年の十三夜は10月21日です。ちなみに2017年は11月1日でした。なぜこのように毎年日程にズレが生じるかというと、十三夜(旧暦9月13日)を現在の暦(新暦)に直すから、なんですね。日本の季節行事は旧暦を基準に決められているものが多く、新暦と旧暦ではその年毎にズレ具合が異なるため、このように毎年日程にズレが生じるんですね。

リンク 新暦と旧暦の違いは?ズレが生じる理由は?

十三夜は満月なの?

十三夜は、旧暦の9月13日の夜のことでした。旧暦は月の動きを基準に一か月の長さを決めています(約28日)。それゆえ、十五夜はちょうど真ん中あたりで満月ですが、十三夜の場合は満月少し手前の、満月が少し欠けた形になります。この少し欠けた形が趣があってよいとする方も多いそうですよ。十五夜は天候に恵まれず曇ってしまうことも多いですが、十三夜は晴れ渡ることが多いそうで、昔から「十三夜に曇りなし」と言われています。

十三夜のお供え物は?片見月って?

十三夜には、月の神様に収穫を感謝する意味で、栗や大豆・枝豆をお供えします。

片見月」とは、十五夜と十三夜は両方同じ場所でお月見しなければいけないのにそれをしないことを言い、昔から縁起が悪いとされてきました。その由来には、諸説あるようですが、最も有名なのは、遊里説と呼ばれる説です。

その昔、吉原の遊女たちが十五夜に自分の元を訪れてくれたお客が、十三夜にも再びお客が自分の元を訪れてくれるように片見月は縁起が悪いと言って回ったという説です。

このような起源なので、十五夜のお月見ができなかったから十三夜のお月見は駄目かな…なんてことはありません。是非秋の澄んだ夜空を眺めながら、家族や友人、恋人とお月見を楽しんでみて下さい。

 

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